左上2舌側深いポケットの原因?-歯根破折8倍速治療


▼治療別



この方は、いったん全体の虫歯治療が終了しメンテナンスを継続していた患者さまです。

メンテナンスに入る前から左上2の舌側の歯周ポケットがいくらか深いのはわかっていましたが、保険治療しか受けられたことがなかったことと、いままでこういった歯周病の治療に対する処置を経験されたことがなく、なかなか処置に対する同意が得られないまま左上2の舌側のポケットが深くなってしまっていました。

 

当初、原因がはっきり特定できず、通常のフラップオペを行いました。前歯の裏側の歯ぐきをいったん剥離し、状態を観察し、問題があればその場で対応するというところでしょうか。

実際、剥離してみますと、歯根が歯頸部で破折していることと、それがもとの原因と思われますが、深い部位に縁下歯石が多量に付着していました。

また、以前から歯周ポケットがあったようで以前受診していた歯科での歯石取りの器具の誤操作により歯の根っこにたくさん傷があり、そこに歯石が再度付着していた形跡がありました。

 

で、傷ついた歯根面を研磨し、歯石を取り歯ぐきを閉じました。

歯が折れている部分については、後でするとして手術を終了していました。

で、顕微鏡治療によって歯頸部から破折している部分の処置を行い、隔壁を作成し、根管治療を顕微鏡を用いて行っています。

実際の根管治療では、根管の中にこれ以外のヒビが見つかり、根管治療と同時にヒビの修復を行っています。

ヒビについては、折れている部分の歯質をなるだけ削合します。裏打ちの接着材でくっつけてもその間に細菌がたくさん繁殖していずれ大きく破折するからなんですね。

折れている断面をなるだけ超音波の機械で削合していってぎりぎりまで薄くしていってそこをファイバーコアを作成するときに同時に接着剤を流し込んでいきます。

ただし、この時点で、歯の温存はできても、舌側の骨がない状態は変わりません。

ですから、再度、舌側の歯ぐきを剥離し、骨の再生を促すためにエムドゲイン処置を行っています。

現在、この歯は順調に回復しています。

この方にとって自費治療そのものが初めてであられたようですが、歯を喪失する可能性が大きいことから今回マイクロスコープでの根管治療、歯根破折修復、エムドゲイン、クラウン修復処置を受けていただけました。


[更新日時] 2016年6月25日 ★ category : ▼治療別 ★ author : Dr.堀内晃 (72)


成人矯正・抜歯・叢生・ハイアングル症例


歯列矯正



この方は、成人の若い女性でした。治療前の状態では、前歯のでこぼこがきつく治療が難しそうに見えます。

ですが、こういう方の治療は案外簡単だったりするわけですね。

抜歯をして矯正装置をセオリー通りに付け理論通りの矯正治療をやっていきますと、ほとんどの場合、短期間で結果がでる感じです。

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ですからある程度の排列までは本当に短期間でできました。

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ただし、この方はからだのバランスが崩れやすい方でした。

ですから、ここからの治療はカラダのバランスを常に注意しながら治療を進めていきました。まあ、それでも2年くらいの期間で治療が完了していますが、大学病院に在籍していましたときは、治療中に咬みあわせがずれてきてもそういうものと思ってやたら矯正ゴムや他の装置に頼り、カラダのバランスをもとに戻すなどということを考慮しながらなぞ考えもしなかったですね。

まあ、そういう時代であったとも言えます。

今でも矯正医としてだけやっている先生は、このバランスなぞというものとは無縁の治療をされているようで逆に心配になります。

この方の場合は、上の写真の状態になるのに本当に短期間でできましたが、上下の歯がちゃんと咬んでないことがお分かりになりますでしょうか?

ここからが大事なわけなんですよね。

このあたりをおろそかにしてしまうと後でとんでもないことになってしまいます。

上の写真からの治療がまだまだあるのは、歯列の幅やそれぞれの歯のわずかなインアウト、アップダウン、そして傾きを調整して0.1ミリ単位の調整を繰り返しているんですね。

そして、患者さまご本人のバランスをチェックしてなるだけいいバランスのところにならべるという作業をくりかえしているわけですね。


[更新日時] 2016年6月23日 ★ category : 歯列矯正 ★ author : Dr.堀内晃 (72)


30年咬めなかった歯・歯根破折修復・5倍速治療


虫歯治療



この方は、高校生の時にすごく痛くなって近隣の歯科で治療されたそうです。いわゆる神経を抜く治療をですね。

ですが、治療後もなんとなく定期的に歯が疼いていたそうです。

で、あるとき治療を受けた後、この痛みがずっと続くのが嫌になってそのまま脱離したままにしていたんですね。

かろうじて仮止めがしてあったためにバイ菌がさらに根っこの中に入ることはなかったようです。

この経緯をお伺いして本当の意味での治癒が見込めるか疑問でした。

レントゲンでみてみても根っこの影が薄くほとんどの歯科医師が抜歯を勧めるであろう状態でした。

ただ、マイクロスコープ根管治療にかけてみたいというご希望になるだけ添いたいという気持ちで治療を開始しました。

実際、根管内を見てみますと、確かに何度も治療をしていることがうかがえるように根管の壁に穴があいているし、壁自体が薄くなっている、そして極め付けは根っこの先端部分で真っ二つに折れていることがわかりました。

ビデオでは、ある程度治療が進んだ状態から始まっていますが、実は、この状態になるまでなんども根管の中の形態をチェックし、複雑な状態だった形態をシンプルにしていきました。要するに、複雑に入り組んだ状態の根っこだったと思っていた前医での治療の際に根管の形状を把握できていなかったということなんですね。

 

顕微鏡-マイクロスコープを使用することと地道な根管の探索によって根管の状態を把握することができるんですよね。

今回、この根管について、破折部と穴があいている部位を最終的にすべて接着剤とファイバーで修復しましたが、この後、この歯はまったく症状がなくなったということでめちゃくちゃ感謝されました。

なにしろ30年まともに咬めなくてなかば諦めていた歯だったからなんですね。

 

 


[更新日時] 2016年6月17日 ★ category : 虫歯治療 ★ author : Dr.堀内晃 (72)


成人矯正・前歯部反対咬合・組織誘導再生・インプラント


審美歯科 歯列矯正 歯周病 顎関節治療



この方は、当初歯周病の治療のために来院されました。

大変ストレスのかかるお仕事をされている方で、ヘビースモーカーの方でした。

たばこを吸わないとやってられない感じで、「禁煙してください」とは言えない雰囲気でしたね。

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上の写真が術前のレントゲンですが、右上7、左下7は動揺が強く、右下はそれまでないにしても揺れていました。

左上7についてはすでに欠損していました。

おそらく、この原因は、タバコによる歯周病と歯並びが原因と考えられました。

タバコをやめていただくことと、歯ぐきと骨の再生をすることでもなんとかはなるかと思われましたが、

タバコをやめるくらいなら「死んだ方がマシ」ということでしたね。

ですから、歯周再生療法とインプラント、そして矯正治療をさせていただきました。

治療を開始したのがほぼ還暦のころですね。

 

話はそれますが、成人の方で矯正治療をオススメすると「いまさら」と言われる方がおられますが、歯を残すために矯正治療をするという考え方をほとんどの方がご存じでないが残念です。

歯科の専門誌では、歯を残すための専門医の手段としてやはりインプラント、矯正、噛み合わせ、再生療法、精密根管治療は欠かせないアイテムなんですけどね。

 

ということで、この方の場合、揺れている奥歯を固定しながら、再生療法をしていったわけです。左上はインプラントですね。

そして再生療法と全体的な歯周病の状態が安定してきたころに矯正治療を開始しています。5328.mp4_000072346

上の写真はある程度、矯正治療が進んできたころの写真ですが、たばこのせいでヤニだらけではありますけどね。

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上の写真は歯周再生療法、矯正治療、インプラント治療が終わった状態の写真です。

このころもタバコはたくさん召し上がっておられました。やめる気はないということでしたが、今後がちょっと心配ですけどね。


[更新日時] 2016年5月31日 ★ category : 審美歯科, 歯列矯正, 歯周病, 顎関節治療 ★ author : Dr.堀内晃 (72)


矯正治療・中学生・反対咬合・非抜歯


歯列矯正



この方は、中学生で受け口の治療をご希望されて来院されました。

通常、この年齢で反対咬合ですと成長が終わるのを待って大学病院で顎切り手術ということになるわけですが、このお子さんとお母さんのご要望で「できる限り手術なしで治療してほしい」とのことでした。

 

まあ、手術で治療したいという方はほとんどいませんので、通常の反応ですが、やはり場合によっては、どうしても大学病院で手術という方はいますので、あしからず、、、

 

さて、このお子さんの場合、上下の顎の前後成長のギャップはありましたが、ご両親の身長とご本人の残された成長量を予測してみてなんとか大丈夫だろうと判断して、矯正治療に踏み切りました。

まず、右上の糸切歯の並ぶためのスペースが不足している原因である上顎骨の側方への成長不足を解消するために上顎骨を万力のような装置「急速拡大装置」を用いて上顎の骨自体の拡大を行いました。

 

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通常、この処置は、11歳が上限と言われています。それは、人間の顔が左右別々の発生して生まれた後に左右の骨がくっつくことになっています。そのくっつく年齢が11歳と言われています。

ですから中学生ですと13歳以上ですから、期限切れなわけですが、それでもあえて拡大を行わないとどうにもならないわけですから、ダメ元でこの装置を使用しました。

結果、なんとか歯列は拡大されてくれました。

 

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ここまで拡大ができた時点で、後は通常の矯正治療になりますが、この方の場合は、反対咬合もあるわけですので

その治療を開始することになります。

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上の写真は、矯正治療がある程度進んだ状態の写真ですが、下の歯列にはマルチループというワイヤーが挿入されています。これによって下の歯列の隙間を閉じながら、同時に若干下の歯列を後ろに後退させています。

 

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上の写真は治療後の写真ですが、きれいにすべての歯が排列されていますね。

なんとか手術なしで治療できることができたので大変喜んでいただけました。

 


[更新日時] 2016年5月26日 ★ category : 歯列矯正 ★ author : Dr.堀内晃 (72)


成人矯正・開咬・非抜歯


歯列矯正



この方は、当初矯正治療目的で来院されたわけではなく、ご家族のご紹介という形で虫歯治療のために来院されました。

上の前歯が痛いということでしたが、虫歯はわずかにありましたが、ご本人がおっしゃるほど痛みがありそうに思えるものではありませんでした。

 

この痛みの原因は、舌と唇による専門的にはジグリングフォースと言いますが、後ろから舌で押しつけられ、前から唇で押しつけられることで歯がゆらゆらすることによる歯髄炎でした。

なかなかこのメカニズムを理解してもらうまでに時間がかかりましたが、最終的には、この歯並びが原因になっていることを説明しましたところ、きちんと治したいと言っていただけました。

 

なかなか難しい開咬の治療でした。

ほとんど前歯が咬んでいないことで奥歯の損傷が大きく、神経の治療をしてはかぶせ歯にしておられたため、その形態の回復をいつ行うかも問題でしたが、

治療前に環境を改善できる部位については行い、ある程度治療が進行してからでないとできない部位については、治療がある程度進んでから行っています。

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上の歯列では、向かって左の一番奥とその手前の第2大臼歯と第1大臼歯、そして右側の第1大臼歯はそもそもの形から考えるとおかしな形をしてしまています。ですが、この時点で歯をなるだけもとの形に戻すと噛み合わせは合いません。

低い場合はまだしも、高い場合は、患者さまはかなり苦痛な状態になるわけです。

ただ、矯正治療が進んでいくにしたがって咬みやすくなっていくんですけどね。

そう言われてもなかなか普通は納得できません。

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下の歯列でも向かって左の第2大臼歯、第1大臼歯、そして右側の第1大臼歯は形に問題があります。

また、背が低すぎて矯正装置すらつけられそうにありませんでした。

また、右の一番奥には親知らずがあることで左右でのアンバランスの原因になっていましたので、親知らずは抜歯させていただいています。

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上の写真は、ある程度治療が進んできた状態ですが、マルチループと言って開咬用に開発されたワイヤーの形態です。

この状態で常時ゴムを掛けることで奥歯を顎の骨の中に押し込んでいくことができます。

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上の歯列では、先ほどの向かって左側の第2大臼歯と第1大臼歯、そして右側の第1大臼歯がなんとなく歯らしい形をしているのがわかりますでしょうか。

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下の歯列ですが、こちらも向かて左の第2大臼歯、そして第1大臼歯、それと右側の第1大臼歯がそれなりの形になっています。

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上の写真が治療後の状態です。矯正装置+マルチループでここまでの歯列を獲得することが成人の方でもできます。

この方は、これ以降、前歯の痛みなどの症状は無くなっておられます。

この方の場合、奥歯はすでに神経治療しており、その寿命については、やはり短い傾向ではあります。

ただし、矯正治療していなければ、もっと短かったわけです。

でも、この方が、もし、子供のころに矯正治療と出会っていたなら、おそらくは、奥歯の神経の治療をする必要はなかったと思われます。

その分歯の寿命は延びたわけですね。

矯正治療は子供だからするということでなく、大人になってからでもできます。

この方も場合も、当院との出会いがなければ、歯をなくしていくスパイラルに入ってしまい、場合によっては、インプラント、あるいは義歯、あるいは、そのままの状態でどんどん健康を害していたと思われます。

よくお子さんをお連れのお母さんが自分はもう大人だからいまさら矯正治療なんてと言われますが、歯をなくしていかれるスパイラルに入ってしまってからの矯正治療はかなりの損失と費用がかかり気がついた時点で経済的に余裕がなければ甘んじて歯が亡くなっていく現実を受け止めながら年を取るということを受け入れざるをえなくなるわけです。

もし、このサイトをご覧になった方のなかで一人でも多くの方がご自分の歯と健康についての将来設計を考えるきっかけになればいいなと思います。


[更新日時] 2016年5月17日 ★ category : 歯列矯正 ★ author : Dr.堀内晃 (72)


成人矯正・ガミースマイル・矯正インプラント・抜歯・顎関節症


歯列矯正 顎関節治療



」この患者さまは、当初上の前歯の突出感とガミースマイルを気にして来院されました。ガミースマイルというのは、笑ったときに上の前歯の歯ぐきが見える状態とのことですね。

今、こういう方はとにかく増えていますが、上の歯列自体が下向きに伸びすぎている状態なんですね。

それと同時に、下の顎が後ろに下がってしまっている状態です。

案の定、この方も顎関節症でした。

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通常なら、顎関節症はほとんど無視した状態で矯正治療されることが多いようですが、当院では、顎関節症の患者さまの顎位関節症の状態を矯正治療と+αの方法を用いて顎関節症も治療しています。

「顎関節症は治さなきゃいけないですか?」とインターネットの掲示板でも以前質問がありました。

しないといけないわけではないですが、後になって困られるのは、その患者さまご本人ではあります。

ただし、現在の歯科、医科の常識では、私が行っています治療については、科学的根拠を立証する研究があまりまだありません。ないからといって「嘘」ではなく、複雑で難解であるためにほとんどの歯科医師がそっぽを向いてしまう現状なんですね。

一生懸命患者さまの不快症状と向き合って「何とかしたい、本当のことが知りたい、何が原因なのか解明したい」と思っている歯科医師は、います。

純粋な医療人ですね。こういった先生方は、なんとなくそうかもとご存じな方もおられます。

ただし、治療法をご存じで、実践できるかと言えば、NOというのが今の歯科界の現状でもあります。

中には、科学的根拠がないからと言って真っ向から否定している歯科医師もいます。

歯チャンネルなどのサイトはその温床ですね。残念ながら、、、

また脱線してしまいましたね。

戻しましょう。

さて、この方の治療のテーマは出っ歯感、そしてガミースマイル、そして顎関節症です。

出っ歯感を治すためには抜歯して上下の歯を引っ込めること、そしてガミースマイルについては、上下の歯列の平面をもっと上向きに3次元的に変えてあげること、そして顎関節症については、下の歯列を引っ込めながら、顎は前に出して、この方の本来の顎の位置を探しながら下の歯列の排列を上に合わせていくことなんですね。

一口に言いますが、これは矯正ができるというレベルでは到底無理な治療です。

まあ、顎の位置を探すのがどれだけ大変な作業かですね。

また、その位置の歯列を持っていくというのがどれだけ至難の業かです。

最初にこの概念を理解したときに、私は気が遠くなりそうでしたからね。

ということで、

まずは、出っ歯感を取るわけですが、その前に上下の歯並びのデコボコをある程度フラットに並べる作業ですね。5042.mp4_000015781

レベリングと言いますが、それが終わるとだんだんとワイヤーのサイズを上げながらガミースマイルを取っていく準備に入ります。

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上の前歯を顎の骨に押し戻すために糸切歯だけを後ろの歯にカッチカチにくっつけるまで動かします。

これは写真にも書いてありますが、犬歯のリトラクションと言います。

この時点でもすでにいくらか前歯の咬み合わせが浅くなっていますが、上の6歳臼歯の前で、根っこのあたりにインプラントを埋め込んでいます。

このインプラントを固定源として後ろにグワーと引っ張っているわけですね。

そうすると同時に前歯自体も持ち上げられるような力がかかることで前歯が押し込めらているわけです。

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抜歯した上下の小臼歯の分の隙間約8ミリがすべて閉鎖して糸切歯の前に隙間ができている状態です。

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ちょっと噛み合わせが深くなっていますが、ここから上の前歯をグワーとインプラントも使って引き揚げて言ったわけですね。

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この時点で、すべての隙間が閉じているわけですが、上の前歯は、顎の骨の中に押し込まれながら後ろに下がっていったわけです。

この時点で、下の顎はかなり前にでています。顎関節が治ってくると患者さまの姿勢が良くなってきますのでなんとなく傾向がわかるわけですが、ここから、まだわずかなずれを発見しては修正を繰り返すわけです。

歯が排列しているというのはどういうことなのかをまず、忠実に再現していきます。

そして加齢によって使いこんでしまって咬耗あるいは摩耗した歯の接触ポイントを確認しながら排列の調整を繰り返していきます。

どうしてもこちらの思惑通りに動かないことはあります。

たとえば、仕事柄、、、の癖というより姿勢などはどうしようもありません。

このあたりは、探りながら、その条件の中で一番いい位置を探していくわけですね。

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前歯の噛み合わせが若干浅すぎるように感じられると思います。

これは、オーバーコレクションというやつです。

こういった顎関節症の患者さまは管理を怠るとすぐに噛み合わせが深くなってしまいます。

そうするとまた悪循環の繰り返しになりますので、前歯の噛み合わせをわざと浅くしておくわけです。


[更新日時] 2016年5月10日 ★ category : 歯列矯正, 顎関節治療 ★ author : Dr.堀内晃 (72)


混合歯列・顎偏位(顎ずれ)


歯列矯正



このお子さんは初診時小学校低学年で来院されました。

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上の写真は正面からの写真ですが上下の前歯の真ん中が下の前歯の半分くらい分、左にずれています。

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下の歯列の真ん中は歯列に対して左右対称な感じなんですね。

ということは、上下の前歯の真ん中のずれは、実は下顎の位置自体が左側にずれているということなんですね。

通常、こういった顎のずれを伴った状態で矯正治療を希望された場合は、習慣性の片側咀嚼が原因ということで放置されます。治療法はありません。

私自身、矯正医になって26年たっていますが、大学病院で研修していた際に先輩方のいわゆる難症例という方のなかにこういった左右のずれがある方の治療をしていたりしましたが、いわゆるゴムを左右で互い違いにかけたりすることでなんとなく左右を合わせるのが精一杯の治療でした。

 

ただし、この時には、原因がわかっていなかったんですね。ちゃんとした原因が、、、

どうして習慣的な片側咀嚼の側ができてしまうのか、、、

今でも、おそらく私と同じような考え方をお持ちの先生でなければ、こういった顎のずれの治療はできないと思います。

実は、まだそちらの方がスタンダードなんですね。

 

ということで、この子の場合は、上の歯列のずれ+下顎の位置のずれなわけです。

ですから、それに対するアプローチをしていけばいいわけですね。

歯列を見てみますと、上の歯列の対称性に問題があることがわかりました。

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人間の顔は左右別々に発生してきて、真ん中で癒合するシステムになっているんですが、上の歯列をよく見ると真ん中にその癒合した後のラインがあるんですね。

正中口蓋縫合というんですが、このラインからして奥歯の左右の位置が違っていたんですね。

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そこで上の写真のような装置で右側の奥歯だけが右側に広がるように工夫した装置を用いて右側の奥歯を外に動かして行きました。

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上の写真は、装置を使用して右側だけ広がった状態です。

この時の正面からの写真が下の写真になります。

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そして治療終了時の正面の写真が下の写真ですね。

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上下の前歯の真ん中があっているのがわかりますでしょうか?

ただし、ここから生活習慣に問題があったりするとまたもどってしまうんですね。


[更新日時] 2016年5月7日 ★ category : 歯列矯正 ★ author : Dr.堀内晃 (72)


上顎前突 成人矯正 上顎46抜歯、下顎4抜歯


▼治療別 審美歯科 歯列矯正



この方は、初診から矯正治療による上顎前突治療をご希望されて来院されました。

普通に難症例です。通常なら上は第一小臼歯を療法抜歯してなるだけ前後的なギャップをなくす程度の治療になるでしょう。

ですが、第一小臼歯の幅は約8ミリです。その全部のスペースを使って前歯を下げたとしても、この方の場合、上下の前歯のギャップが1センチを優に越えていました。ですから、他の対策を考える必要があったわけです。

また、こういう方の場合、上のみ抜歯するパターンがほとんどです。

通常なら矯正医は、患者さまが「顎関節症があります」ということを言われた時点で、大学病院の口腔外科にまず顎関節症の治療を紹介します。あるいは、当院ではできません。という話になります。

私が考えるに、顎関節症は単体で治せるものではありません。おそらく矯正治療+顎関節症の治療ですべてが完結します。

あとは、その完成度に歯科医師の技術と患者さまの協力の度合いが関与しています。

脇にそれましたが、本題に戻します。

さて、この方の場合は、前歯で1センチ+アルファのずれ、奥歯の前後的なずれが約8ミリずれていました。

上だけ小臼歯を2本抜歯しても上下の前歯のギャップは埋まりません。

通常、上の小臼歯を抜歯して上隙間を閉じる際には、奥歯と前歯の綱引きになります。当然、前歯が後ろに下がる際には、奥歯は前に来ます。

ですから、どんなに頑張っても前歯が後ろに下がる距離は、約5ミリ程度になります。ということでこれ以外に第一大臼歯を抜歯するわけです。

ただし、それだと奥歯の本数が減ることで咬めなくなりますから、第二大臼歯を第一大臼歯として、親知らずを第二大臼歯として使うということをするわけですね。

最後に、下の小臼歯を抜歯するか否かですが、通常なら上下のギャップをとることだけを考えると下は抜歯をしません。

ところが、それをすると顎関節症がなおりません。

ですからあえて下の小臼歯を抜歯し、無謀かと思える治療を開始しています。

でも、それだけではただ単に無謀な治療ですからインプラントのアンカーを使用して予定の処置を予定通りに遂行するわけです。

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いきなり、上は糸切歯の後ろのスペースがすごく開いていますが、この患者さまが転勤などの関係で2年ほど通院されなったために写真を撮影することができず、再び来院されたときの状態が上の写真です。糸切歯の後ろのスペースは第一小臼歯の抜歯スペース+第一大臼歯の抜歯スペースです。ですから約1・5センチほど開いています。

 

 

 

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この時点で通常の矯正治療患者さまのような状態になっていますね。これなら経験の浅い矯正医でもなんとかなりそうですが、、、

ただし、このあたりで患者さまが妊娠されて上を向いて寝られなくなられました。それも原因して上下の前歯の真ん中があっていません。

 

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この時点では、最終的な噛み合わせの調整をしますが、どうしても一度ついた横向き寝の習慣を変えることができなかったようです。

 

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治療後の写真ですが、やはり上下の真ん中はあっていません。よく見ると奥歯の上下の関係も左がすこし出っ歯の関係になっています。

このあたりの患者さまの生活習慣を変えるところは非常に難しい局面があります。

以前は、あまり言い過ぎて患者さまとけんかになるかもの状態になることがありました。

最近では、最良の治療結果も大事ですが、患者さまの生活習慣を重んじてある程度の妥協点は必要かもと思っています。

 

 


[更新日時] 2016年4月28日 ★ category : ▼治療別, 審美歯科, 歯列矯正 ★ author : Dr.堀内晃 (72)


成人抜歯矯正・顎ずれ


審美歯科 歯列矯正 歯周病 虫歯治療



この方は、表題のとおり成人の方です。

当院に虫歯治療が終わった後、メンテナンスで通院されていました。

本来なら、患者さまの人となりをよく知った上で虫歯治療を開始して、、、

なんでしょうが、みなさんご存じのとおり、虫歯治療が終わると歯科の通院をやめる方がほとんどです。

中には、治療途中で通院をやめる方もおられます。

ちょっと脱線しますが、

 

1.虫歯を完全に放置して痛みがあるときだけ、あるいは咬めなくて困ったときだけ通院する方

2.通院する気持ちはあるけど、他のことを優先して歯科への通院が一応の終了までできない方

3.何かあったときだけ通院され始めるけれど、虫歯、歯周病の治療を一通り終わるまで通院される方

4. 定期検診を受けられる方で、歯科医院で発見された虫歯、歯周病の部位を最後まで通院して治療を続けられる方

5.虫歯や歯周病の予防方法に対する説明に耳を傾けることができてメンテナンスに通院される方

6. さらに虫歯や歯周病の根本原因を治す治療に対して耳を傾けることができて治療を終え、メンテナンスを受けられる方

 

など、患者さまの健康に対する意識は様々です。

来院された患者さまがどのレベルの健康意識をお持ちなのかは初診の段階ではわかりませんし、通院してわれわれの理念を聞いていかれる内に健康に対しての意識が高くなる方もおられます。

この方は、当初検診をご希望されて初診で来院されました。そしてすべての治療が終わってメンテナンスをしていく内に健康意識が6の段階まで高められた方です。

前置きが長くなりましたが、

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まず上下の前歯の真ん中があっていないということで顎の位置が左右にずれていることがうかがえます。

それによって体全体の筋肉のアンバランスがあることがわかります。

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左上の前歯が内側に入っているのがわかりますでしょうか。

これは、顎の位置がここでロックされる形になるためここを起点として顎がローリングを繰り返します。

同時に噛みしめが強くなり、頭痛や極度の肩こりの原因になります。これがひどくなると耳鳴りや自律神経症状が重くなってきたりします。

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通常これくらいの歯並びの方は、たくさんおられるでしょうね。

一般的な矯正治療や噛み合わせ治療をやっていない歯科医院なら虫歯治療と歯周病の治療のみを行っていくのみでしょう。

場合によっては、向かって右側、患者さまの側からしたら左上になりますが、かぶせ歯が2本入っていますが、これをセラミックのほうが丈夫で衛生的ですよとうそぶいて自費治療を勧めてくる歯科医もいます。

まったくのナンセンスですけれどね。

なんで、かぶせ歯をするようになったのか、、、まったくの筋違いです。問題があるからかぶせ歯になったわけで、その問題を解決しないでセラミックだから長持ちなんてありえません。

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上の写真は矯正治療の後の状態ですが、バランスが取れているのがわかると思います。

この状態にして初めてセラミックなどに変えることで意味が出てくるわけなんですが、

あまりにも巷には、不埒な魂胆の歯科医が多すぎて困ったものです。

 

 


[更新日時] 2016年4月18日 ★ category : 審美歯科, 歯列矯正, 歯周病, 虫歯治療 ★ author : Dr.堀内晃 (72)




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