左上2舌側深いポケットの原因?-歯根破折8倍速治療


▼治療別



この方は、いったん全体の虫歯治療が終了しメンテナンスを継続していた患者さまです。

メンテナンスに入る前から左上2の舌側の歯周ポケットがいくらか深いのはわかっていましたが、保険治療しか受けられたことがなかったことと、いままでこういった歯周病の治療に対する処置を経験されたことがなく、なかなか処置に対する同意が得られないまま左上2の舌側のポケットが深くなってしまっていました。

 

当初、原因がはっきり特定できず、通常のフラップオペを行いました。前歯の裏側の歯ぐきをいったん剥離し、状態を観察し、問題があればその場で対応するというところでしょうか。

実際、剥離してみますと、歯根が歯頸部で破折していることと、それがもとの原因と思われますが、深い部位に縁下歯石が多量に付着していました。

また、以前から歯周ポケットがあったようで以前受診していた歯科での歯石取りの器具の誤操作により歯の根っこにたくさん傷があり、そこに歯石が再度付着していた形跡がありました。

 

で、傷ついた歯根面を研磨し、歯石を取り歯ぐきを閉じました。

歯が折れている部分については、後でするとして手術を終了していました。

で、顕微鏡治療によって歯頸部から破折している部分の処置を行い、隔壁を作成し、根管治療を顕微鏡を用いて行っています。

実際の根管治療では、根管の中にこれ以外のヒビが見つかり、根管治療と同時にヒビの修復を行っています。

ヒビについては、折れている部分の歯質をなるだけ削合します。裏打ちの接着材でくっつけてもその間に細菌がたくさん繁殖していずれ大きく破折するからなんですね。

折れている断面をなるだけ超音波の機械で削合していってぎりぎりまで薄くしていってそこをファイバーコアを作成するときに同時に接着剤を流し込んでいきます。

ただし、この時点で、歯の温存はできても、舌側の骨がない状態は変わりません。

ですから、再度、舌側の歯ぐきを剥離し、骨の再生を促すためにエムドゲイン処置を行っています。

現在、この歯は順調に回復しています。

この方にとって自費治療そのものが初めてであられたようですが、歯を喪失する可能性が大きいことから今回マイクロスコープでの根管治療、歯根破折修復、エムドゲイン、クラウン修復処置を受けていただけました。


[更新日時] 2016年6月25日 ★ category : ▼治療別 ★ author : Dr.堀内晃 (72)


30年咬めなかった歯・歯根破折修復・5倍速治療


虫歯治療



この方は、高校生の時にすごく痛くなって近隣の歯科で治療されたそうです。いわゆる神経を抜く治療をですね。

ですが、治療後もなんとなく定期的に歯が疼いていたそうです。

で、あるとき治療を受けた後、この痛みがずっと続くのが嫌になってそのまま脱離したままにしていたんですね。

かろうじて仮止めがしてあったためにバイ菌がさらに根っこの中に入ることはなかったようです。

この経緯をお伺いして本当の意味での治癒が見込めるか疑問でした。

レントゲンでみてみても根っこの影が薄くほとんどの歯科医師が抜歯を勧めるであろう状態でした。

ただ、マイクロスコープ根管治療にかけてみたいというご希望になるだけ添いたいという気持ちで治療を開始しました。

実際、根管内を見てみますと、確かに何度も治療をしていることがうかがえるように根管の壁に穴があいているし、壁自体が薄くなっている、そして極め付けは根っこの先端部分で真っ二つに折れていることがわかりました。

ビデオでは、ある程度治療が進んだ状態から始まっていますが、実は、この状態になるまでなんども根管の中の形態をチェックし、複雑な状態だった形態をシンプルにしていきました。要するに、複雑に入り組んだ状態の根っこだったと思っていた前医での治療の際に根管の形状を把握できていなかったということなんですね。

 

顕微鏡-マイクロスコープを使用することと地道な根管の探索によって根管の状態を把握することができるんですよね。

今回、この根管について、破折部と穴があいている部位を最終的にすべて接着剤とファイバーで修復しましたが、この後、この歯はまったく症状がなくなったということでめちゃくちゃ感謝されました。

なにしろ30年まともに咬めなくてなかば諦めていた歯だったからなんですね。

 

 


[更新日時] 2016年6月17日 ★ category : 虫歯治療 ★ author : Dr.堀内晃 (72)


成人矯正・前歯部反対咬合・組織誘導再生・インプラント


審美歯科 歯列矯正 歯周病 顎関節治療



この方は、当初歯周病の治療のために来院されました。

大変ストレスのかかるお仕事をされている方で、ヘビースモーカーの方でした。

たばこを吸わないとやってられない感じで、「禁煙してください」とは言えない雰囲気でしたね。

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上の写真が術前のレントゲンですが、右上7、左下7は動揺が強く、右下はそれまでないにしても揺れていました。

左上7についてはすでに欠損していました。

おそらく、この原因は、タバコによる歯周病と歯並びが原因と考えられました。

タバコをやめていただくことと、歯ぐきと骨の再生をすることでもなんとかはなるかと思われましたが、

タバコをやめるくらいなら「死んだ方がマシ」ということでしたね。

ですから、歯周再生療法とインプラント、そして矯正治療をさせていただきました。

治療を開始したのがほぼ還暦のころですね。

 

話はそれますが、成人の方で矯正治療をオススメすると「いまさら」と言われる方がおられますが、歯を残すために矯正治療をするという考え方をほとんどの方がご存じでないが残念です。

歯科の専門誌では、歯を残すための専門医の手段としてやはりインプラント、矯正、噛み合わせ、再生療法、精密根管治療は欠かせないアイテムなんですけどね。

 

ということで、この方の場合、揺れている奥歯を固定しながら、再生療法をしていったわけです。左上はインプラントですね。

そして再生療法と全体的な歯周病の状態が安定してきたころに矯正治療を開始しています。5328.mp4_000072346

上の写真はある程度、矯正治療が進んできたころの写真ですが、たばこのせいでヤニだらけではありますけどね。

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上の写真は歯周再生療法、矯正治療、インプラント治療が終わった状態の写真です。

このころもタバコはたくさん召し上がっておられました。やめる気はないということでしたが、今後がちょっと心配ですけどね。


[更新日時] 2016年5月31日 ★ category : 審美歯科, 歯列矯正, 歯周病, 顎関節治療 ★ author : Dr.堀内晃 (72)


成人抜歯矯正・顎ずれ


審美歯科 歯列矯正 歯周病 虫歯治療



この方は、表題のとおり成人の方です。

当院に虫歯治療が終わった後、メンテナンスで通院されていました。

本来なら、患者さまの人となりをよく知った上で虫歯治療を開始して、、、

なんでしょうが、みなさんご存じのとおり、虫歯治療が終わると歯科の通院をやめる方がほとんどです。

中には、治療途中で通院をやめる方もおられます。

ちょっと脱線しますが、

 

1.虫歯を完全に放置して痛みがあるときだけ、あるいは咬めなくて困ったときだけ通院する方

2.通院する気持ちはあるけど、他のことを優先して歯科への通院が一応の終了までできない方

3.何かあったときだけ通院され始めるけれど、虫歯、歯周病の治療を一通り終わるまで通院される方

4. 定期検診を受けられる方で、歯科医院で発見された虫歯、歯周病の部位を最後まで通院して治療を続けられる方

5.虫歯や歯周病の予防方法に対する説明に耳を傾けることができてメンテナンスに通院される方

6. さらに虫歯や歯周病の根本原因を治す治療に対して耳を傾けることができて治療を終え、メンテナンスを受けられる方

 

など、患者さまの健康に対する意識は様々です。

来院された患者さまがどのレベルの健康意識をお持ちなのかは初診の段階ではわかりませんし、通院してわれわれの理念を聞いていかれる内に健康に対しての意識が高くなる方もおられます。

この方は、当初検診をご希望されて初診で来院されました。そしてすべての治療が終わってメンテナンスをしていく内に健康意識が6の段階まで高められた方です。

前置きが長くなりましたが、

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まず上下の前歯の真ん中があっていないということで顎の位置が左右にずれていることがうかがえます。

それによって体全体の筋肉のアンバランスがあることがわかります。

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左上の前歯が内側に入っているのがわかりますでしょうか。

これは、顎の位置がここでロックされる形になるためここを起点として顎がローリングを繰り返します。

同時に噛みしめが強くなり、頭痛や極度の肩こりの原因になります。これがひどくなると耳鳴りや自律神経症状が重くなってきたりします。

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通常これくらいの歯並びの方は、たくさんおられるでしょうね。

一般的な矯正治療や噛み合わせ治療をやっていない歯科医院なら虫歯治療と歯周病の治療のみを行っていくのみでしょう。

場合によっては、向かって右側、患者さまの側からしたら左上になりますが、かぶせ歯が2本入っていますが、これをセラミックのほうが丈夫で衛生的ですよとうそぶいて自費治療を勧めてくる歯科医もいます。

まったくのナンセンスですけれどね。

なんで、かぶせ歯をするようになったのか、、、まったくの筋違いです。問題があるからかぶせ歯になったわけで、その問題を解決しないでセラミックだから長持ちなんてありえません。

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上の写真は矯正治療の後の状態ですが、バランスが取れているのがわかると思います。

この状態にして初めてセラミックなどに変えることで意味が出てくるわけなんですが、

あまりにも巷には、不埒な魂胆の歯科医が多すぎて困ったものです。

 

 


[更新日時] 2016年4月18日 ★ category : 審美歯科, 歯列矯正, 歯周病, 虫歯治療 ★ author : Dr.堀内晃 (72)


前歯で咬めない人の矯正・右下7欠損 ・移植


歯列矯正



この方は、遠方から来院されていた方です。ずいぶん前に治療させていただいた方ですね。

最初から矯正治療をご希望ということで来院されたわけではありませんが、虫歯の治療が終わったころに歯並びの良否によって咀嚼の効率が違うことや歯の持ちが違うことをご説明した結果、矯正治療をさせていただけることになった方です。

もともと上下の前歯が咬んでおらず、周りから見たら咀嚼が大変だろうなと思う感じなんですが、ご本人は最初からこの状態なわけでして咬みにくいからという感覚は一切お持ちでなかったですね。

 

ただし、他は親知らずまであるのに右下7が欠損しておられて困っておられることはありました。まだ20代中盤だったようですからさすがに大丈夫かなと心配になっておられたようですね。

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上の右側の写真で向かって左側の一番奥の歯はダミーになっているのがわかりますでしょうか?これは、延長ブリッジといいましてほとんどの場合手前の2本を削って延長の歯を後ろに作っているものです。これは一応保険治療ではよくやる方法ですが、手前の6歳臼歯が歯根破折を起こす典型的な例ですね。

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また、この方の場合、左上の小臼歯をすでに抜歯されていました。隙間はきれいに詰まっていますから、おそらく永久歯の交換の時期に永久歯の萌出するスペースが不足してべろ側に萌出してしまったものと思われますね。上の写真の右側の歯列になりますが、糸切歯の後ろに小臼歯という小さめの奥歯が2本あるはずなのに1本しかありません。

これは、ほとんどの場合、乳歯のときに大きな虫歯を作ってしまって早く抜けてしまったときに後ろにある6歳臼歯が手前によってしまってまるまる1本永久歯が生える隙間がなくなってしまうというのがよくみられるものです。

いずれにせよ、べろ側に永久歯がポコンと生えてくると邪魔でしょうがないので抜歯してしまうということがよくあるわけですね。

ですから、この方も場合は歯の本数が左右上下でちぐはぐになっていて噛み合わせのバランスはかなりずれているのがわかります。この状態を長く続けることでカラダは悲鳴を上げ出すわけですね。

すぐには症状はあらわれませんが、結果としてひどい頭痛だったり、肩こり、首こりに始まって膝の痛みや自律神経症状などといった困った症状に見舞われることになりますね。しかも、それを医療機関で医師に訴えてもほとんどの場合、検査結果は正常で対処の方法が見つからないということになります。

この方の場合は、そういった状況やその後のカラダのバランスを考慮すると前歯を咬ませることが必要で、奥歯の前後関係を合わせてしかも歯の本数を左右上下合わせる必要があったわけですね。

親知らずがあったわけなら右下に持ってくることはできないのかと思われる方もおられるかもしれませんね。

ですが、抜歯してからすでに期間がたっていることで顎の骨がやせてしまい、親知らずの大きな根っこを受け入れられるほどの骨の幅ではなくなってしまっていることで親知らずの移植ができなったわけです。

 

選択肢としては、インプラントしかないわけですが、歯の本数を合わせるという命題と前後的な奥歯の位置関係を合わせるという命題を同時に考慮すると抜歯して本数を合わせるときにその抜歯した歯を欠損している右下7に移植するという選択肢が浮かんできたわけですね。

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結果として互い違いに存在する親知らずは抜歯し、小臼歯は上は右だけ抜歯、下は左右抜歯しましたが、右側の抜歯した小臼歯は右下の6歳臼歯の後ろの骨に穴を掘ってそこに埋めたわけですね。上の写真で左側の週臼歯が抜歯されているがわかりますでしょうか。また、下の写真では、左から3番目の歯がありませんが、その歯を抜歯して、一番左側に顎の骨に歯根をおさめるための穴を掘って埋めています。

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下の写真で左側の一番奥の歯が移植した歯です。ちょっと小ぶりな歯が入っていますよね。インプラントという選択肢を考えるよりも自分の歯ですからなじむの早いですし、絶対にインプラントよりもよい選択肢であることに間違いありませんよ。

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[更新日時] 2016年3月29日 ★ category : 歯列矯正 ★ author : Dr.堀内晃 (72)


かなり受け口 小学生→中学生 骨格性反対咬合


小児歯科 歯列矯正



このお子さんはかなり以前に治療させていただいたお子さんです。小学校中学年で来院されました。お父さんが骨格的に反対咬合でそのお嬢さんでした。

とってもお嬢さんを大切にしておられ何としてでもこの受け口を治してあげたいということでした。

本来なら、おそらく手をつけない例だと思います。矯正の専門医ならまず成長が終わるのを待って大学病院で顎切り手術を依頼するケースです。

ですが、私は、大学病院に勤務医として在籍していたころからこう言った顎切りになる受け口のお子さんを早期に治療を開始することで何とかならないかと治療法を模索していました。

そうです。受け口のお子さんは、大きく受け口になるポテンシャルを持っていて身長が伸びるときに同時に信じられないくらいに受け口になってしまいます。

ほとんどの矯正医はこれを知っているため手をつけたがりません。

どうして私がどうみても骨格性と思われるお子さんの矯正治療を手掛けているかと言いますと、私自身が骨格性の受け口でして小さい頃から気にしていたからなんですよね。

私自身、子供のころから自分の受け口を気にしていて周りからからかわれることでコンプレックスになってしまっていました。

ですから、受け口のお子さんの治療に対してはかなりの思い入れがあるわけです。

このお子さんの場合もそうでした。

治療の費用についてもかなりの高額になることが事前に分かっていましたし、絶対に治るという保証もありません。ですが、お父さんの思い入れは強くできる限り手術は避けたいという一心でおられましたので、私もその思いに答えたいと思いました。

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まず、治療当初上の6歳臼歯が上の写真の一番下の歯第2小臼歯という歯の後ろに生えてくるのが普通なんですが、その第2乳臼歯のウエストの部分に6歳臼歯が骨の中で咬みこんでしまって出てきていませんでした。

いきなりの難題だったわけです。

通常ならこういった場合は、その第2乳臼歯を抜歯して6歳臼歯が手前に向かって生えてきたのを待ってヘッドギアという装置を使って後ろに下げていくという手順になります。

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こんな装置になるんですが、これを1日14時間装着してやっと動き出すというものです。images

私は大学病院に在籍していた時は、何の迷いもなく患者さんに使ってもらってましたが、開業してから同じことを患者さんにお願いしてみると使ってくれない子が続出しました。

大学病院に通院される患者さんは、いわゆる「キチンとした子」が多く、言われることをほとんど守ってくれます。

が一般開業医に来院される患者さんはそうでない場合がほとんどです。

ですから、もし、この患者さんにヘッドギアを使用していたらこの子の治療は完全に失敗していたでしょう。

この当時私は既に堀内式ディスタライジングアーチを考案していましたので、第2乳臼歯を抜歯することなく、また堀内式ディスタライジングアーチを用いて3カ月ほどでヘッドギアで6カ月でやっと達成できる2ミリくらいの後方移動を3か月その3倍の移動を達成することができています。

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それから受け口を治すためにリンガルアーチという装置を使って上の前歯を前に出す治療に取り掛かりました。

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また、上の前歯を前に出しても上の歯すべてをおさめるための顎の骨がありませんでしたので、その顎の骨自体を拡大する装置を使っています。また、前歯の受け口の量がかなりあったためその治療の期間に咬めないという事態が起こることを避けるためにバイトプレートという装置も使用しています。

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ここまで来てやっと上下の歯を排列するための下地治療が完了しています。

そして最後の仕上げをマルチブラケットという装置を用いて行っているわけです。

それなりの費用と期間がかかりましたが、大変喜んでいただきました。1345.mp4_000101986


[更新日時] 2016年3月23日 ★ category : 小児歯科, 歯列矯正 ★ author : Dr.堀内晃 (72)


変な所から生えてきた永久歯・・・なんとか並べてみました。


小児歯科 歯列矯正



このお子さんは最初小学校高学年で来院された男の子です。

上の両サイドの第一小臼歯が動画で見られるとわかりますが、変な方向に生えてきていました。

しかも、その永久歯は生える順番がずれてしまっていました。

本来なら左上の側切歯という前歯が先に生えるはずなんですが、左上の歯が骨の中で混雑してしまっていて生えてこれない状態でした。

他の矯正医で相談されたそうですが、抜歯と言われたそうです。

ただ、お母様はなんとか抜歯せずにできないだろうかと考えられていたそうです。

そして、当院のことをお知り合いから聞かれて来院されました。

もともと、このお子さんは寝像が悪く、顔を枕に押しつけて寝てしまったり、頬杖をする癖があったようで、それによって歯がただしい方向に成長できなかったことが原因でした。

寝方を変えればその永久歯はまともに生えていく方向にはなるんですが、ある程度変なところに生えてしまった歯はもうなかなか難しかったりします。

治療の当初は、堀内式のディスタライジングアーチを使用してなるだけ永久歯のためのスペースを開放しています。

外に飛び出して萌出していた両側の第一小臼歯はだんだんと歯列の中に入ってきました。

リップバンパーという装置を使用している間に更に永久歯のためのスペースが獲得されています。

同時にマルチブラケットを用いて排列していっていますが、最終的には、ないごともなかったようにすべての歯が排列されているのがわかりますでしょうか?

お母様からは大変感謝していただいてこちらも本当によかったですね。

 


[更新日時] 2016年3月11日 ★ category : 小児歯科, 歯列矯正 ★ author : Dr.堀内晃 (72)


包括歯科治療・矯正治療・インプラント・暫間インプラント・審美補綴・歯牙移植


インプラント 審美歯科 歯列矯正 歯周病 虫歯治療 顎関節治療



この患者さまは、初診時右下の⑧765④③ブリッジの支台歯である右下4の歯根破折による
違和感を主訴に来院されました。
その部位の治療については、義歯かインプラントという選択肢しかないことを説明しました。
しかし患者さまは納得されず、脱離したブリッジをそのまま装着して帰宅されました。
後日、当院を紹介された方と話をされたようで包括的な治療をしたいという申し出をうけました。

この方はの問題の原因は、歯列にあります。特に東洋人はグラインディングタイプの咀嚼をしますので前歯の被蓋関係に問題がある方は、必ずこのような問題に陥ります。
このときに、問題の起こる原因である歯列の問題を解決するか否かが不のスパイラルに突入していく
か否かのカギになります。

前歯の正常な被蓋関係がないことにより、奥歯の咬耗はどんどん進行します。
そしてコンタクトのカリエス、歯のマイクロクラックによるカリエスの進行、もしくは
インレーの脱離に象徴される2次カリエスが頻発していくことになり、抜髄、根管治療
そして歯根破折が起こってきます。

日本においては、皆保険制度のおかげでいつでも格安で治療が受けられる安心のためか
予防するという概念が乏しい国民です。
そのため、他のOECD諸国と比較して20分の1から30分の1という治療費にもかかわらず
国民の歯科医療費は他の国と同じくらいの額になっています。

多くの方がせつな的な治療をなんども繰り返し、壊れては治療することで最終的に問題の原因を解決できないまま歯を喪失していくというスパイラルから抜け出せないでいます。

Chief complaint of the patient at the first time visit was uncomfortable feeling of lower right tooth.
This was due to the⑧765④③bridge(lower right side)which was supported by this tooth.
The reason for her uncomfortableness was perhaps the root fracture of lower right first premolar caused by excessive occlusal force.
We thought that the treatment options that would the patients may choose implants or dentures.
In spite of our advice, hope of the patient was not in it.
I told the patient that way, but the patient did not consent.
The patient seemed to believe that there may be other alternatives in the treatment of method.
The patient without any active treatment, and wished to mount an incompatible old prosthesis.
But a few days later, the patient came to our office again to hope comrehensive teeth treatment.
she seemed to believe the advice of person who introduced her to our office.

The cause of this patient’s problem was the irregularity of teeth alignment and the bite.Especially chewing of a lot of Asians is grinding type chewing cycle.
If they have the problems of anterior teeth guidance, they will have always these kinds of problems.
We have seen many such examples. So it becomes always so.
They will wander into a spiral when the problems are not resolved.
Whether or not the decision to treat the alignment of teeth is the important select in defense for not fall into nagetive spiral of oral health.
If there are’nt appropriate guidance of anterior tooth, so molar tooth will have so much attrition.
Teeth contact caries, caries progression caused by microcrack, inlay detachment with second caries and so on, these will occer so often.
After all, they have to have pulpectomy, root canal retreatment, and will have root fracture.
In Japan, thanks to the system of the public health insurance for the whole nation, all of us can have tooth treatment.
On the other hand, we would consider any time at ease, so cheap.
Then the preventive concept of Japanese nation are so poor that Japanese medical expenses have continued to increase.
Therefore in spite of treatment unit price is cheap,for example, from a one-20th to a one-30th compare to the treatment fee of other OECD contries, total dental cost of nation has become surprisingly equal to the countries.
Many Japanese people having makeshift treatment again and again, then the teeth are broken again and again.
Most people can’t go out from negative spiral of missing teeth, because treatment remained the cause is not solving teeth problems.

 

こちらの動画については、英語での説明を行っております。

当院の歯科治療に興味を持たれている外国の方がおられるようでしてより理解していただくためです。

海外、特にOECDの他の諸国では、日本よりも予防に対する考えが徹底しています。

上記のように歯の治療には費用がかかることを知っていること、医療全般もそうですが、ご存じなわけです。

日本では、皆保険制度のおかげで治療費が極端に安くなってしまっています。

その影で日本人には予防という概念が欠落しているともいわれます。

歯科医師のレベルも低くなってしまうのは当然のことでしょう。

残念ながら歯のおかしくなっていく原因よりも利益を重視している歯科医院が多いのも確かです。

患者さんがたくさん来ている病院だから、とても優しい先生だからと受診する方がいますが、本当にそれであなたの歯と健康が守られていると思いますか?

私は、誰がなんと言おうと考えを変えません。

医師、歯科医師が本来の目的を見失ってしまったら、それに追随していく子供たち、将来を担っていく子供たちに嘘を教え込むことになります。

みんながみんなを本当の意味で支えあえるきちんとした社会であってほしいと願っています。

 


[更新日時] 2016年1月20日 ★ category : インプラント, 審美歯科, 歯列矯正, 歯周病, 虫歯治療, 顎関節治療 ★ author : Dr.堀内晃 (72)


歯牙移植・再矯正・顎関節症・バランス治療・審美歯科


審美歯科 歯列矯正 顎関節治療



この患者さまは、以前10年ほど前に矯正治療させていただいた方です。

矯正治療後、多忙のため歯科に受診できない時期が長くあられました。

もともと虫歯ができやすい方で、再来院されたときには、C4の状態の歯が2本ほど、クラウンが脱離した状態のままでした・

C4状態の歯をどうするか前回の動画で方と同じ方なのですが、インプラントを選択する前に私が最良の選択肢として考えるのは、やはり移植ですね。

ただし、移植するには、親知らずのサイズに対して、移植するべきC4状態の歯のスペースが不足しています。

不足しているところに無理やり移植すると今度は歯周病的な問題が起こり将来そのことで悩む必要があるわけですね。

また、虫歯も再発しやすいです。

左下の7番目の歯もクラウンが脱離したままの状態で放置していた期間が長く、そのためにクラウンがない状態でも上の歯とあたってしまってクラウンをかぶせる隙間がありませんでした。

顎関節症もあられました。

もともと、顎関節頭が小さく成長してしまった方で、バランスをくずしやすい方ということもありましたので、

今回再度矯正治療をおすすめしました。

そして、なるだけバランスが変わらないように奥歯をしっかりとサポートできるクラウンの素材を選択しています。

顎と顔のタイプとして顎関節が不安定になりやすいドリコフェイシャルタイプの顔貌の方は不安定になりやすい素質をお持ちなのに加えてこの方の場合は、歯の咬耗により経年的にまた顎の位置が戻りやすい状態にあられました。

 

お仕事がらどうしても左を向いている時間が長くこれも再発を促すものでありますが、これは仕事に関することなので仕方がありません。

これに関しては、術後に戻りにくいようにするための補助装置を使用していくことにしました。

 

ですから、今回、とりあえず抜歯になるかもしれない歯ですが、仮歯を入れ、移植する歯のサイズを考慮し、

また、矯正治療を併用してすべての上下の歯しっかり安定できる山と谷の関係を構築できるようにすべての歯の隙間を事前広げる処置を行いました。

隙間が適切になったところで右上と右下の移植を行いました。

そして、土台に問題がある歯については、再製を行いそれぞれの歯の縁の部分をマイクロスコープを用いて形成し、シリコンで方を取り、プロビジョナルクラウンという仮歯を作成しています。

プロビジョナルクラウンは、単なる仮歯ではなく、上記のように上下の歯の適切な配置と山と谷がしっかり合うようにバランスをとってつくった仮歯です。

このプロビジョナルクラウンをもちいて歯ぐきの状態のチェックと咬みあわせの関係をチェックし、修正していきます。

一番顎関節の状態がいい状態になることを観察した後にジルコニアクラウンをセットしています。

ジルコニアクラウンは咬みあわせがあっていない状態で入れてしまうと本当に問題を大きくするだけですが、

この方の場合は、安定させてから、その後の10年、20年のケアのためにポーセレンのように咬耗しないことを目的としてジルコニアクラウンを入れています。

ポーセレンは、咬耗します。これは間違いありません。

ポーセレンで経年的に咬耗していっても問題ない方や部位では、ジルコニアボンドが最高の選択肢ですが、

あえてジルコニアクラウンを選択することもあるんですよ。

 


[更新日時] 2015年12月24日 ★ category : 審美歯科, 歯列矯正, 顎関節治療 ★ author : Dr.堀内晃 (72)


歯牙移植


虫歯治療 顎関節治療



この方は、以前当院で矯正治療された方ですが、以前より虫歯ができやすい方でした。

矯正治療終了後奥歯をハイブリッドクラウンで修復しましたが、その後10年ほど来院が途絶えました。

そして来院された際には、右上下の奥歯は残根状態で、左側の顎関節症でした。

おそらく、左右で咬んでおられたのでしょうが、右上下の歯の状態が思わしくなく咬めない状態が続き、左咬みが起こり顎関節症になったものと思われます。

また、この方の職業柄、左を向いて作業することが多く、それも顎関節症になったようです。

今回の治療のテーマとしては、その残根状態のところをどう修復するか、顎関節症をどうするか、今後のことを考えたときに、再発しないような治療を提供できるかということでした。

今回の動画では、そのあたりは含まれていませんが、右上下の残根状態の歯については、放置していたことにより両隣の歯が残根状態の歯によってきていたので矯正装置を使用して隙間を空け、その上でおの奥にあった親知らずをそれぞれ移植しています。


[更新日時] 2015年12月8日 ★ category : 虫歯治療, 顎関節治療 ★ author : Dr.堀内晃 (72)




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