左上2舌側深いポケットの原因?-歯根破折8倍速治療


▼治療別



この方は、いったん全体の虫歯治療が終了しメンテナンスを継続していた患者さまです。

メンテナンスに入る前から左上2の舌側の歯周ポケットがいくらか深いのはわかっていましたが、保険治療しか受けられたことがなかったことと、いままでこういった歯周病の治療に対する処置を経験されたことがなく、なかなか処置に対する同意が得られないまま左上2の舌側のポケットが深くなってしまっていました。

 

当初、原因がはっきり特定できず、通常のフラップオペを行いました。前歯の裏側の歯ぐきをいったん剥離し、状態を観察し、問題があればその場で対応するというところでしょうか。

実際、剥離してみますと、歯根が歯頸部で破折していることと、それがもとの原因と思われますが、深い部位に縁下歯石が多量に付着していました。

また、以前から歯周ポケットがあったようで以前受診していた歯科での歯石取りの器具の誤操作により歯の根っこにたくさん傷があり、そこに歯石が再度付着していた形跡がありました。

 

で、傷ついた歯根面を研磨し、歯石を取り歯ぐきを閉じました。

歯が折れている部分については、後でするとして手術を終了していました。

で、顕微鏡治療によって歯頸部から破折している部分の処置を行い、隔壁を作成し、根管治療を顕微鏡を用いて行っています。

実際の根管治療では、根管の中にこれ以外のヒビが見つかり、根管治療と同時にヒビの修復を行っています。

ヒビについては、折れている部分の歯質をなるだけ削合します。裏打ちの接着材でくっつけてもその間に細菌がたくさん繁殖していずれ大きく破折するからなんですね。

折れている断面をなるだけ超音波の機械で削合していってぎりぎりまで薄くしていってそこをファイバーコアを作成するときに同時に接着剤を流し込んでいきます。

ただし、この時点で、歯の温存はできても、舌側の骨がない状態は変わりません。

ですから、再度、舌側の歯ぐきを剥離し、骨の再生を促すためにエムドゲイン処置を行っています。

現在、この歯は順調に回復しています。

この方にとって自費治療そのものが初めてであられたようですが、歯を喪失する可能性が大きいことから今回マイクロスコープでの根管治療、歯根破折修復、エムドゲイン、クラウン修復処置を受けていただけました。


[更新日時] 2016年6月25日 ★ category : ▼治療別 ★ author : Dr.堀内晃 (72)


成人抜歯矯正・顎ずれ


審美歯科 歯列矯正 歯周病 虫歯治療



この方は、表題のとおり成人の方です。

当院に虫歯治療が終わった後、メンテナンスで通院されていました。

本来なら、患者さまの人となりをよく知った上で虫歯治療を開始して、、、

なんでしょうが、みなさんご存じのとおり、虫歯治療が終わると歯科の通院をやめる方がほとんどです。

中には、治療途中で通院をやめる方もおられます。

ちょっと脱線しますが、

 

1.虫歯を完全に放置して痛みがあるときだけ、あるいは咬めなくて困ったときだけ通院する方

2.通院する気持ちはあるけど、他のことを優先して歯科への通院が一応の終了までできない方

3.何かあったときだけ通院され始めるけれど、虫歯、歯周病の治療を一通り終わるまで通院される方

4. 定期検診を受けられる方で、歯科医院で発見された虫歯、歯周病の部位を最後まで通院して治療を続けられる方

5.虫歯や歯周病の予防方法に対する説明に耳を傾けることができてメンテナンスに通院される方

6. さらに虫歯や歯周病の根本原因を治す治療に対して耳を傾けることができて治療を終え、メンテナンスを受けられる方

 

など、患者さまの健康に対する意識は様々です。

来院された患者さまがどのレベルの健康意識をお持ちなのかは初診の段階ではわかりませんし、通院してわれわれの理念を聞いていかれる内に健康に対しての意識が高くなる方もおられます。

この方は、当初検診をご希望されて初診で来院されました。そしてすべての治療が終わってメンテナンスをしていく内に健康意識が6の段階まで高められた方です。

前置きが長くなりましたが、

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まず上下の前歯の真ん中があっていないということで顎の位置が左右にずれていることがうかがえます。

それによって体全体の筋肉のアンバランスがあることがわかります。

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左上の前歯が内側に入っているのがわかりますでしょうか。

これは、顎の位置がここでロックされる形になるためここを起点として顎がローリングを繰り返します。

同時に噛みしめが強くなり、頭痛や極度の肩こりの原因になります。これがひどくなると耳鳴りや自律神経症状が重くなってきたりします。

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通常これくらいの歯並びの方は、たくさんおられるでしょうね。

一般的な矯正治療や噛み合わせ治療をやっていない歯科医院なら虫歯治療と歯周病の治療のみを行っていくのみでしょう。

場合によっては、向かって右側、患者さまの側からしたら左上になりますが、かぶせ歯が2本入っていますが、これをセラミックのほうが丈夫で衛生的ですよとうそぶいて自費治療を勧めてくる歯科医もいます。

まったくのナンセンスですけれどね。

なんで、かぶせ歯をするようになったのか、、、まったくの筋違いです。問題があるからかぶせ歯になったわけで、その問題を解決しないでセラミックだから長持ちなんてありえません。

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上の写真は矯正治療の後の状態ですが、バランスが取れているのがわかると思います。

この状態にして初めてセラミックなどに変えることで意味が出てくるわけなんですが、

あまりにも巷には、不埒な魂胆の歯科医が多すぎて困ったものです。

 

 


[更新日時] 2016年4月18日 ★ category : 審美歯科, 歯列矯正, 歯周病, 虫歯治療 ★ author : Dr.堀内晃 (72)


前歯で咬めない人の矯正・右下7欠損 ・移植


歯列矯正



この方は、遠方から来院されていた方です。ずいぶん前に治療させていただいた方ですね。

最初から矯正治療をご希望ということで来院されたわけではありませんが、虫歯の治療が終わったころに歯並びの良否によって咀嚼の効率が違うことや歯の持ちが違うことをご説明した結果、矯正治療をさせていただけることになった方です。

もともと上下の前歯が咬んでおらず、周りから見たら咀嚼が大変だろうなと思う感じなんですが、ご本人は最初からこの状態なわけでして咬みにくいからという感覚は一切お持ちでなかったですね。

 

ただし、他は親知らずまであるのに右下7が欠損しておられて困っておられることはありました。まだ20代中盤だったようですからさすがに大丈夫かなと心配になっておられたようですね。

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上の右側の写真で向かって左側の一番奥の歯はダミーになっているのがわかりますでしょうか?これは、延長ブリッジといいましてほとんどの場合手前の2本を削って延長の歯を後ろに作っているものです。これは一応保険治療ではよくやる方法ですが、手前の6歳臼歯が歯根破折を起こす典型的な例ですね。

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また、この方の場合、左上の小臼歯をすでに抜歯されていました。隙間はきれいに詰まっていますから、おそらく永久歯の交換の時期に永久歯の萌出するスペースが不足してべろ側に萌出してしまったものと思われますね。上の写真の右側の歯列になりますが、糸切歯の後ろに小臼歯という小さめの奥歯が2本あるはずなのに1本しかありません。

これは、ほとんどの場合、乳歯のときに大きな虫歯を作ってしまって早く抜けてしまったときに後ろにある6歳臼歯が手前によってしまってまるまる1本永久歯が生える隙間がなくなってしまうというのがよくみられるものです。

いずれにせよ、べろ側に永久歯がポコンと生えてくると邪魔でしょうがないので抜歯してしまうということがよくあるわけですね。

ですから、この方も場合は歯の本数が左右上下でちぐはぐになっていて噛み合わせのバランスはかなりずれているのがわかります。この状態を長く続けることでカラダは悲鳴を上げ出すわけですね。

すぐには症状はあらわれませんが、結果としてひどい頭痛だったり、肩こり、首こりに始まって膝の痛みや自律神経症状などといった困った症状に見舞われることになりますね。しかも、それを医療機関で医師に訴えてもほとんどの場合、検査結果は正常で対処の方法が見つからないということになります。

この方の場合は、そういった状況やその後のカラダのバランスを考慮すると前歯を咬ませることが必要で、奥歯の前後関係を合わせてしかも歯の本数を左右上下合わせる必要があったわけですね。

親知らずがあったわけなら右下に持ってくることはできないのかと思われる方もおられるかもしれませんね。

ですが、抜歯してからすでに期間がたっていることで顎の骨がやせてしまい、親知らずの大きな根っこを受け入れられるほどの骨の幅ではなくなってしまっていることで親知らずの移植ができなったわけです。

 

選択肢としては、インプラントしかないわけですが、歯の本数を合わせるという命題と前後的な奥歯の位置関係を合わせるという命題を同時に考慮すると抜歯して本数を合わせるときにその抜歯した歯を欠損している右下7に移植するという選択肢が浮かんできたわけですね。

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結果として互い違いに存在する親知らずは抜歯し、小臼歯は上は右だけ抜歯、下は左右抜歯しましたが、右側の抜歯した小臼歯は右下の6歳臼歯の後ろの骨に穴を掘ってそこに埋めたわけですね。上の写真で左側の週臼歯が抜歯されているがわかりますでしょうか。また、下の写真では、左から3番目の歯がありませんが、その歯を抜歯して、一番左側に顎の骨に歯根をおさめるための穴を掘って埋めています。

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下の写真で左側の一番奥の歯が移植した歯です。ちょっと小ぶりな歯が入っていますよね。インプラントという選択肢を考えるよりも自分の歯ですからなじむの早いですし、絶対にインプラントよりもよい選択肢であることに間違いありませんよ。

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[更新日時] 2016年3月29日 ★ category : 歯列矯正 ★ author : Dr.堀内晃 (72)


インプラント治療・審美歯科・咬めるところがない・歯根破折


インプラント 審美歯科 歯列矯正 歯周病



この方は、ご親戚のご紹介で来院された方です。初診時60代後半でした。

上下の前歯以外は上下の奥歯がすれ違い状態になっていました。

唯一、左下の奥にカンチレバー状態で伸ばした偽歯が上の奥歯と咬んでいました。

右上が全くないためどうしても左で咬む習慣があられ、それがもとで初診の状態では、左上の糸切歯が折れた状態でした。

通常は、この状態で来院される際、その糸切歯をなんとか残せないかという話になるでしょうが、私が考えるになんとかその歯を残したところで、近い将来、また不具合で出てくるのは、目に見えています。

この方は、インプラントを含めた全体のバランスを考慮した治療を受けられたご親戚のご紹介で来院されましたので、最初からある程度知識を持っておられました。

そこで、しっかりした治療を説明し、治療にはいっています。

本来なら、奥歯12歳臼歯のところまで必要ですが、経費を考えてなんとか第1大臼歯(6)までの歯とするべく治療を進めました。

右上は当初7654と欠損、左上は、456と欠損、その代わり78はある状態、左下は7欠損、右下は7欠損の状態です。

その状態から左上3が歯根破折をしていたわけです。また後日判明したことですが、左下6はやはり後ろに延長した(カンチレバー)ブリッジのせいでこちらも歯根破折していました。

 

結果、右上654をインプラント治療、そして左上に346インプラント、そして左下6にインプラント治療を行っています。

インプラントの仮歯が立ち上がったところで矯正治療を併用し、ご自身の歯の排列のバランスを取り、仮歯で咬みあわせのバランスを取って最終的な歯を作成しています。

この方も治療後何年も経過していますが、大変喜んでおられます。

 

余談ですが、去年の日本矯正歯科学会でアメリカの高齢者歯科の話を聞きました。アメリカの高齢者歯科というのは、本当にいつ亡くなるかわからない状態の方が来院されるそうで、歯が取れたとかということが主訴であることがほとんどだそうです。歯科医の側では、理想的な治療よりも「とにかくその場でなんとかする」治療とは言えない。修理に似た治療をするそうです。

 

私はなんか見た光景だなと思って頭をめぐらしてみると、普通に日本の歯科でよく見られている光景だなと思いました。

当院の副院長が主にそういった治療を手掛けています。

 

本来ならきちんとした治療をしたほうがいい患者さまでも、それを勧めてもなかなか腰が上がらない患者さまが多くその場でなんとかする、またはその延長線上の治療が多いようです。

 

厚生労働省の統計で、日本人の多くは50歳前後で1本目の歯を喪失するそうです。

これはあくまで平均ですので、これより早く歯を喪失している方もおられれば、それよりももっと歯が丈夫な方もおられるわけです。

歯の治療が嫌で仕方がない方、歯が取れたとかいう理由がない限り歯科に通院しない方こういった方々は、若いうちからときどき治療をしていって50歳くらいで、治療が不可能な状態になって抜歯を選択せざるを得ない状態になるわけです。

 

また、この50歳前後でしっかりした考えの歯科医師との出会い、治療との出会いを果たした方だけが、いい状態で年を重ねることができるということが統計のデータからも実はわかっている話なんですが、なかなかみなさん耳を傾けていただけないですね。

 


[更新日時] 2016年3月10日 ★ category : インプラント, 審美歯科, 歯列矯正, 歯周病 ★ author : Dr.堀内晃 (72)


包括歯科治療・矯正治療・インプラント・暫間インプラント・審美補綴・歯牙移植


インプラント 審美歯科 歯列矯正 歯周病 虫歯治療 顎関節治療



この患者さまは、初診時右下の⑧765④③ブリッジの支台歯である右下4の歯根破折による
違和感を主訴に来院されました。
その部位の治療については、義歯かインプラントという選択肢しかないことを説明しました。
しかし患者さまは納得されず、脱離したブリッジをそのまま装着して帰宅されました。
後日、当院を紹介された方と話をされたようで包括的な治療をしたいという申し出をうけました。

この方はの問題の原因は、歯列にあります。特に東洋人はグラインディングタイプの咀嚼をしますので前歯の被蓋関係に問題がある方は、必ずこのような問題に陥ります。
このときに、問題の起こる原因である歯列の問題を解決するか否かが不のスパイラルに突入していく
か否かのカギになります。

前歯の正常な被蓋関係がないことにより、奥歯の咬耗はどんどん進行します。
そしてコンタクトのカリエス、歯のマイクロクラックによるカリエスの進行、もしくは
インレーの脱離に象徴される2次カリエスが頻発していくことになり、抜髄、根管治療
そして歯根破折が起こってきます。

日本においては、皆保険制度のおかげでいつでも格安で治療が受けられる安心のためか
予防するという概念が乏しい国民です。
そのため、他のOECD諸国と比較して20分の1から30分の1という治療費にもかかわらず
国民の歯科医療費は他の国と同じくらいの額になっています。

多くの方がせつな的な治療をなんども繰り返し、壊れては治療することで最終的に問題の原因を解決できないまま歯を喪失していくというスパイラルから抜け出せないでいます。

Chief complaint of the patient at the first time visit was uncomfortable feeling of lower right tooth.
This was due to the⑧765④③bridge(lower right side)which was supported by this tooth.
The reason for her uncomfortableness was perhaps the root fracture of lower right first premolar caused by excessive occlusal force.
We thought that the treatment options that would the patients may choose implants or dentures.
In spite of our advice, hope of the patient was not in it.
I told the patient that way, but the patient did not consent.
The patient seemed to believe that there may be other alternatives in the treatment of method.
The patient without any active treatment, and wished to mount an incompatible old prosthesis.
But a few days later, the patient came to our office again to hope comrehensive teeth treatment.
she seemed to believe the advice of person who introduced her to our office.

The cause of this patient’s problem was the irregularity of teeth alignment and the bite.Especially chewing of a lot of Asians is grinding type chewing cycle.
If they have the problems of anterior teeth guidance, they will have always these kinds of problems.
We have seen many such examples. So it becomes always so.
They will wander into a spiral when the problems are not resolved.
Whether or not the decision to treat the alignment of teeth is the important select in defense for not fall into nagetive spiral of oral health.
If there are’nt appropriate guidance of anterior tooth, so molar tooth will have so much attrition.
Teeth contact caries, caries progression caused by microcrack, inlay detachment with second caries and so on, these will occer so often.
After all, they have to have pulpectomy, root canal retreatment, and will have root fracture.
In Japan, thanks to the system of the public health insurance for the whole nation, all of us can have tooth treatment.
On the other hand, we would consider any time at ease, so cheap.
Then the preventive concept of Japanese nation are so poor that Japanese medical expenses have continued to increase.
Therefore in spite of treatment unit price is cheap,for example, from a one-20th to a one-30th compare to the treatment fee of other OECD contries, total dental cost of nation has become surprisingly equal to the countries.
Many Japanese people having makeshift treatment again and again, then the teeth are broken again and again.
Most people can’t go out from negative spiral of missing teeth, because treatment remained the cause is not solving teeth problems.

 

こちらの動画については、英語での説明を行っております。

当院の歯科治療に興味を持たれている外国の方がおられるようでしてより理解していただくためです。

海外、特にOECDの他の諸国では、日本よりも予防に対する考えが徹底しています。

上記のように歯の治療には費用がかかることを知っていること、医療全般もそうですが、ご存じなわけです。

日本では、皆保険制度のおかげで治療費が極端に安くなってしまっています。

その影で日本人には予防という概念が欠落しているともいわれます。

歯科医師のレベルも低くなってしまうのは当然のことでしょう。

残念ながら歯のおかしくなっていく原因よりも利益を重視している歯科医院が多いのも確かです。

患者さんがたくさん来ている病院だから、とても優しい先生だからと受診する方がいますが、本当にそれであなたの歯と健康が守られていると思いますか?

私は、誰がなんと言おうと考えを変えません。

医師、歯科医師が本来の目的を見失ってしまったら、それに追随していく子供たち、将来を担っていく子供たちに嘘を教え込むことになります。

みんながみんなを本当の意味で支えあえるきちんとした社会であってほしいと願っています。

 


[更新日時] 2016年1月20日 ★ category : インプラント, 審美歯科, 歯列矯正, 歯周病, 虫歯治療, 顎関節治療 ★ author : Dr.堀内晃 (72)


審美歯科・マイクロ根管治療・ファイバーコア・歯根膿胞


審美歯科 虫歯治療



この方は、かなり以前より来院されていた方ですが、上顎前歯4本のブリッジのやり変えをなるだけ後回しにしておられました。右上2の根尖部にレントゲン透過性の像がありましたが、それも症状がないため放置の状態でした。

ただ、年々病巣が大きくなっている状態でした。

ある時メンテナンスにお越しいただいたときに、根尖部に排膿がみられたためやり変えましょうとオススメして治療を開始することになりました。

もともと上顎側切歯2本で前歯4本を支えるという物理的に無理な設計であったため隣に1本ずつ支台歯を追加しました。というのも、もともと前歯4本のブリッジは根っこが細い2本の側切歯で支えていたためおのずと無理があり、そのための動揺があり、虫歯が発生したことで、根尖部に結果的に歯根嚢胞ができるはめになっていました。

 

歯根膿胞は予後の悪いものですので、処置の前からはっきりしたことは申し上げられませんでしたが、根管治療をマイクロスコープを使用して完全にしあげることで歯根膿胞の治癒を促進し、それでもダメな場合は根尖切除術、それでもダメなら、、、

ということで治療を開始しました。

 

予定通り両側の側切歯はマイクロエンド+ファイバーコア。

そしてその隣の右上3は生活歯の状態(神経の治療をしない)で仕上げる予定でしたが、症状がでてきたため抜髄してファイバーコア、そして反対側は3番が欠損しておられ、その位置に4がありましたので、その4本を支台歯としてブリッジを作成しました。

形成についてもマイクロスコープを用いています。セット時、右上32のマージン(クラウンと歯ぐきの境目)が見えているように見えますが、術後しばらくするときれいに縁がって歯肉の形態も自然な感じに仕上がりました。

 

また、術後、予定通り右上2の根尖部に排膿がありましたので、外科的にその膿胞を摘出しています。

その後膿胞の再発もなく良好に経過しており喜んでいただいています。


[更新日時] 2015年11月12日 ★ category : 審美歯科, 虫歯治療 ★ author : Dr.堀内晃 (72)


審美歯科・インプラント・歯周再生療法・クレンチング・バランス治療・部分矯正


▼治療別 インプラント 審美歯科 歯列矯正 歯周病




このかたは、最初の写真を見ていただけるといくらか想像できるかもしれませんが、歯周病がかなり進行した状態でした。

噛みしめが強くなかなかこの噛みしめが止まらない方でした。ストレスの強い仕事で、なおかつ管理職であられたのも原因と思われます。

まずは、歯周病にり患した全体の歯の中でどの歯を残すことができるか歯石取りを行いながら噛みしめの度合いを確認し、必要な部位に仮歯を入れていきました。

仮歯を調整して噛み合わせ自体が噛みしめの原因にならないようにするわけですね。

基本噛み合わせがあっていないと噛みしめはどんどん進み、歯周病も進行してしまいます。

右下は最初の段階で67が欠損しておられましたのでインプラントを6に計画していました。右下7にインプラントをオススメしなかった理由は、右上7、左上7、左下7が重度の歯周病のため保存が難しいと判断したことです。

そこにインプラントをオススメしてもいいんですが、治療費が上がってしまう可能性を考慮しての判断です。

いずれにしても、歯周病が再発してしまいそうな骨の形態のままインプラントを埋入してしまいますと、将来インプラントを埋入しても、それ以外が抜歯になるあるいは、その影響でインプラント周囲炎になっては元も子もないわけですね。

抜歯した左下7番の手前の6番はやはり7番の影響で骨欠損が激しく、ここもどうかと思われましたが、再生療法が完全に良く達成されたおかげで心配なくなりました。(ここについては学会で発表させていただきました。)

全体的に歯周再生療法と切除療法を行い、歯周環境の改善をしました。

右下21番は最初の時点で保存不可と判断し、抜歯しましたが、そこをそのままにしておくと歯ぐきのボリュウムが下がって見た目が悪くなる可能性が高くなるために歯ぐきを移植しました。

また、右上1は最初の段階で抜歯と判断しましたが、そのまま抜歯してしまうとボリュウムが下がってしまって見た目が悪くなるため、仮歯の後ろで根っこが挺出するのを時間をかけてゆっくり待って歯肉ごと盛り上がってくるのを待ちました。

ただし、その周りの歯も最終的にかぶせる予定ではありませんでしたので、矯正治療で歯ぐきごと伸ばすときにもあまり伸ばさないところでとめました。

精密に作った仮歯を何度もやり変えて噛みしめが減ってきてさあ最終のクラウンをかぶせようとしているときに左上56の歯周病が急激に進行してしまいました。

予定外ではありましが、そこはご本人と相談の上インプラントに代えさせていただきました。

最終的にインプラントは3本になりましたが、歯周病の進行も止まり現在では、なんの心配もない状態でお手入れに通っていただいています。

 


[更新日時] 2015年6月8日 ★ category : ▼治療別, インプラント, 審美歯科, 歯列矯正, 歯周病 ★ author : Dr.堀内晃 (72)


審美歯科・インプラント・歯周再生療法・バランス治療


▼治療別 インプラント 審美歯科 歯周病



この方は、来院当初左下67、右上74、左上7が欠損しておられ、見た目にはわかりませんが、中等度から重度の歯周病にり患しておられました。

要は、欠損を放置し、歯周病を効果的な方法で治療しなければ、年々歯が抜けて行った方なんですね。

まずは全体的に歯石を除去し、必要な部位にインプラントを埋入しました。

左下67、右上4、右下5ですね。ブリッジにしなかったのは、上顎77のインプラント埋入をしなかったからですね。顎の前後的な位置関係から上顎77は下顎77とすれ違いになる可能性があったためインプラント埋入はオススメしませんでした。

インプラント埋入が終わった時点から、歯周病に罹患した部位の骨にへこみがあったり、坂があったりして歯周病が再発する可能性があるためその骨をなるだけ平坦にするために骨を補填し、整形していきました。

あらかた再生療法が終了した時点で、右上の前歯の骨の欠損が大きく形態不良がありましたので、再生療法をもう一度行いましたが、思うように骨の再生はかなわず、結果歯を矯正治療によって挺出させて形態を整えることになりました。

 

インプラント、再生療法が終わった時点から歯ぐきの成熟を図りながら、仮歯をなんども調整していき、最終的に顎の位置が定まるまで待って、最終のクラウンをかぶせさせていただいています。

 


[更新日時] ★ category : ▼治療別, インプラント, 審美歯科, 歯周病 ★ author : Dr.堀内晃 (72)


インプラント治療・審美歯科治療・矯正治療


▼治療別 インプラント 審美歯科 歯列矯正



この方は、70前の女性ですが、初診時、右上の⑦⑥54③のブリッジの支台歯である右上の糸切り歯が歯根破折しておりどうにもならない状態でした。

また、ご本人はこれ以外に受け口を気にしておられ、これもこの際治りませんか?ということでした。

よくよく噛み合わせを拝見するとどうも噛み合わせが低い状態にあられたようで、噛み合わせをあげると同時に上の前歯を若干前に出して作成すれば、すぐに受け口の問題が解決できることが判明しましたので、すぐに仮歯に変えて現実的に変更可能なラインを模索しました。

仮歯に変えたところで、右上の糸切り歯は抜歯即時インプラント埋入+GBRを行い、同時に右上54の歯槽頂は薄っぺらくなっていましたのでスプリットクレストを行い、また上顎洞との距離も不足していましたので、ソケットリフトを行い、同時にGBRを行ってインプラントを埋入を行いました。そしてインプラントが骨に生着するまでの間に上の前歯の配列を矯正治療によって整えていきました。

右上のインプラントが生着して、仮歯が入った後、左上4番目と7番目の歯の歯根の状態がよくないことが判明しましたので、こちらも抜歯即時インプラント埋入を行いました。

そして、顎位を模索し、最終的なプロビジョナルクラウンを入れて顎の位置が安定してきたのを確認して最終補綴物をいれました。


[更新日時] 2015年6月1日 ★ category : ▼治療別, インプラント, 審美歯科, 歯列矯正 ★ author : Dr.堀内晃 (72)


虫歯治療・成人・歯牙移植


▼治療別 虫歯治療



この方は、右上の7番目の歯の虫歯がご本人が思っておられる以上に進行しており、抜歯せざるを得ない状況でした。

通常抜歯となると、まず第一に考えるのは、その後をどうするかですよね。

 

通常ならブリッジです。いわゆる橋をかけるということですよね。手前の歯と奥の歯を削ってそこに橋をかけるように技工士さんに歯をつくってもらうわけです。

ですが、このブリッジは、もともと3本あるところを2本で支えるわけですよね。でもどうして歯が悪くなったのかと考えると3本あったうちのひとつがなんらかの原因で虫歯になりだめになったわけですよね。

そこを2本でささえるということはおのずと以前よりも悪い状態になるということは容易に想像できるわけですね。

統計データでは、ブリッジの平均耐用年数は7年です。

これを繰り返すうちにその奥のはがまずだめになりますよね。

だから、最近では、「インプラントという選択肢が最良ですよ」なんて言っている歯科医がいるわけです。

私は冗談じゃないと思います。

移植という選択肢があるのになんでインプラントなんですか。絶対自分の歯のほうがいいに決まっています。

移植する歯がないのなら私もインプラントを勧めますよ。ですが、インプラントはやはり人体にとって異物です。しかも金属製がほとんどです。

ならば、自分の歯が一番いいですよね。

ということでこのかたも移植を第一選択としてお勧めしましたが、実は、このかたの場合、移植をするには、抜きべき7番目の歯を支えている骨がすくなく、移植をそのまますると鼻腔と言って空気をろ過する鼻の穴の奥にある空洞につっぽがしてしまうことが事前の検査でわかりました。

 

ですから、このかたの場合、インプラントを埋め込む手術の技術を応用して、まず7番目の歯を抜いた後に人工の骨を埋め込み鼻の空洞を押し上げた上で、そこに抜歯した親知らずを移植しました。

 

通常なら、ここまではしないんでしょうが、私のところではちょくちょく行う処置ですね。

 

だって、せっかく親知らずがあるのならブリッジにしたりして歯の寿命や歯列全体の寿命を短くするよりいいじゃないですか。


[更新日時] 2015年5月31日 ★ category : ▼治療別, 虫歯治療 ★ author : Dr.堀内晃 (72)




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